後鼻漏症候群とはどのような疾患か?あまり聞き慣れない言葉ですが、かなり多くの方が実は患いを抱えています。人は鼻から冷たい空気を吸い込んだりすると鼻水の量は増えます、通常であれば鼻から出る前鼻漏となりますが、副鼻腔炎・蓄膿症・アレルギー性鼻炎や鼻茸などのホリープができてしまう、生まれつき鼻中隔が歪んでいる鼻中隔湾曲症の方などは、鼻粘膜の炎症や線毛運動の機能がが悪化し、鼻水が喉の奥に流れ落ちる後鼻漏症候群となります。「鼻水が喉に落ちる、垂れる、ひっかかる、へばりつく」「痰がからむ」などの不快感があり、喉の気管支に流れ落ちると咳払いの原因となり、気持ち悪く吐き気もします。ネバネバとした粘性の鼻汁が痰と絡み息苦しくもなります。鼻づまりが酷くて、食べ物の味がしない、ニオイを嗅いでもわからないといった症状、深刻なのは、夜の就寝中鼻呼吸がしにくくて口呼吸となり睡眠不足となります。胃腸の具合が悪くなり吐き気を伴う、頭痛や肩こりなどを訴えることも聞きます。後鼻漏が原因で鼻と口から強い口臭・鼻臭を伴い、人と会話をする行為をためらい、職場や学校に行きづらくもなる方がいらっしゃいます。後鼻漏は精神的にもかなりのストレスを負うものです。後鼻漏はなかなか完治しにくく、長年悩み続ける患者さんは結構います。治療法は症状により様々ですが、耳鼻科医での対処法には、痰が出やすくするためのムコダインなどの薬による治療法、または抗生物質で症状が改善される場合もあります。しかし、ほとんどの後鼻漏患者のかたは、薬治療でもなかなか治りません。薬剤療法はあくまで一時しのぎの効力でしかないためです。子供に抗生物質を処方し続けることはあまり体によくありませんし、抗生剤の長期服用は耐性菌のリクスを伴います。妊婦の方は、おなかの中の赤ちゃんに悪い影響を与えかねないため通常薬剤は不可です。高齢者も常備薬都の副作用が心配されます。そうなると、薬で後鼻漏を治すことはムリです。後鼻漏の原因は、鼻粘膜の繊毛運動の低下、乾燥や外部から取り組んだ異物を素早く排泄させないと、さらに悪化してしまいます。そのためにも粘膜を適度に温め、潤いを与える必要があります。そんな方に私が最もおすすめする後鼻漏電の治し方は、薬を使わない治療法です。それが、吸入療法。超音波振動による微細ミストを口鼻から吸入して、機能が低下した鼻粘膜の繊毛運動を温め潤おすことで回復させ、鼻中内に溜まった鼻汁を外部へと排泄させ症状の悪化を防止します。何よりも、今すぐスッキリしたいという後鼻漏症候群の不快感を改善する事ができ、薬剤を一切使用しないので、子供や妊婦の方にも安心して治療ができます。生理食塩水を使うのでツンとした痛みもなく、鼻うがいよりも簡単にできます。当サイトでは、耳鼻咽頭科・クリニック・診療所で推奨する後鼻漏症候群の悩みと解決方法、最も安全な治し方を姫路市の耳鼻科医が自信をもって教える治療と対策をご紹介します。
喉の奥に鼻水が落ちてきて苦しい・・・!
今まさにあなたはそんな辛い状況かもしれません。後鼻漏は辛いです。本当に辛いものです。一生治らないんじゃないかとも思うほどやっかいなものです。そんな方にこそぜひ知ってほしい、
“薬を一切使わないでのど鼻をスッキリ解消できる後鼻漏治療法”があります。
長年後鼻漏で悩み続けている方、中には15年以上も後鼻漏を患い続けているという人も実は多くいらっしゃいます。
慢性化すると、薬治療でもなかなか完治しにくく、レーザー手術は治る可能性は低いといわれています。
妊娠中・授乳中の方が後鼻漏を患うとお腹の中の胎児に悪影響が出る可能性があるため、
薬剤の服用ができず、さらに治療が困難になります。
上に記した後鼻漏の症状の悩み以外にも頭痛や吐き気、味覚異常、胃の具合が悪くなる、ハスキー声になるなどを訴える方も多くいます。いえ、もしかしたら、
当人にしかわからない言えない悩みを抱えていらっしゃるかもしれません。
後鼻漏の悩みさえなければ・・・
後鼻漏を患う方は、人にあまり言えない、相談しにくい、知られたくないため、
一人で悩みを抱え込んでしまいがちになります。
口からの痰の吐きだし、口臭、痰の絡みを取るために意図的に鳴らす咳払いといった対処は、
だれだって人前でしたくはないし、嫌がられ引かれるのが怖いものです。
後鼻漏は酷い症状の辛さだけでなく、
精神的に耐え難いダメージを負ってしまうほどの重くて辛い病気なのです。
病院通い、かさむ通院費や薬代、薬投与の体への影響など、
今後ずっと後鼻漏を患い続ける生活にあなたは耐えられますか?
これからずっと完治しない通院、薬の服用を続けなくてはいけないのでしょうか?
"自分でできる安全で効果のある"治療法はないか?!
後鼻漏の完治をあきらめかけたあなた、医者にサジを投げられてしまった方、通院・薬剤の服用を避けたい方に、実際私が信頼できる耳鼻科医の先生に薦められ完治した、
薬なしで子供や妊婦の方にも安全な治療方法をご紹介します。
すでに後鼻漏を患ってしまっている方以外にも、風邪が治っても鼻水が止まらない、蓄膿症が長引いて慢性化しているなど、後鼻漏予備軍の方もいらっしゃいます。
もしかしたらすでに後鼻漏かもしれない・・・
そう不安に思われる方のために、後鼻漏について説明いたします。
鼻水の事を鼻漏(びろう)ともいい、普通に鼻水が鼻から出ることを前鼻漏、喉の奥へ落ちていく鼻汁(鼻水)を後鼻漏といいます。
通常健康な人でも鼻水は1日に1リットル以上作られ、環境や生活習慣によってその量は違ってきます。
生成された鼻水のほとんどは鼻から出る前鼻漏となり、後鼻漏となるのは約2割程度だとされています。
しかし、何らかの原因で、生成された鼻水の、
8割以上が喉の奥に流れ落ちてしまう症状を「後鼻漏症候群」といいます。
鼻水が大量に喉に落ちてくると、喉の詰まりで息がし辛い、気持ち悪い、吐き気がする、咳が絡む、異様に口臭がきつくなるなどの症状が出ます。以下の症状がある方は、それは後鼻漏かもしれません。
寒さを感じて鼻水が出る、風邪をひいたり花粉症を患った時、異物が鼻に侵入した時など通常よりも多く鼻水は分泌量が増します。
そのため、前鼻漏(鼻から出る鼻水)が溢れそうになり落ちつかないため、後鼻漏になってしまいます。普通の人でも、1日に分泌される鼻汁の約2割は後鼻漏になるといわれています。
通常鼻水の量が増えると、増えた分だけ前鼻漏になるため、鼻をかんでばかりいる…ティッシュが手放せない…となりますが、この段階ならまだ正常反応と言えます。
しかし、後鼻漏症候群を患う方は、出る鼻水の約8割以上が喉に流れ落ちてしまう後鼻漏症候群となると、その対処は酷く辛い状況となります。
勝手に喉に鼻水が流れ落ちるため、いくらティッシュで鼻をかんでも一向にスッキリせず、飲み込むか、鼻汁混じりの痰を口から出すしかありません。
1日中その症状が絶え間なく続くため、人との会話をためらい、夜は落ちてくる鼻汁で寝つけない、座ったまま寝るしかないなど、後鼻漏を患った方にしかわからないほど
精神的に辛くなっていくものです。
鼻水が喉に流れる後鼻漏を発症してしまう原因は、主に4つが挙げられます。
後鼻漏症候群は、風邪・アレルギー鼻炎や副鼻腔炎、蓄膿症の「鼻水が大量に出てしまう疾患」から併発して発症するケースがほとんどです。
これらの細菌やウイルスを含んだ「鼻水」や「鼻詰まり」が長引くと、
線毛運動機能の低下(=のどや鼻粘膜の異物を体外へと排泄 させようとする機能が低下する)となり、鼻腔内や副鼻腔内の粘膜炎症を引き起こしてしまいます。
鼻腔内や副鼻腔内の粘膜炎症は、やがて「膿」を含んだ膿汁となり、
後鼻漏独特のネバネバとした粘性の鼻汁となります。
本来前鼻漏(鼻の前からでる)となる通常のサラサラの鼻水が、切れの悪いドロリとした膿汁は、ほとんどが喉にたれ落ちてしまう(後鼻漏)となります。
つまり、後鼻漏を治すためには、
鼻詰まりを解消させ粘膜炎症を悪化を防止し、線毛運動の機能低下を回復させることが治療のポイントとなります。
まだ後鼻漏を患っていない方にとっても、その原因となる風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎の悪化を防止し、早急に完治させることが後鼻漏の併発を免れる大切な事です。
後鼻漏症候群のほとんどの原因が、副鼻腔炎・蓄膿症からの併発だとされています。
副鼻腔内に濃が溜まり鼻汁があふれだしてしまう事で喉の奥に流れ落ち、後鼻漏を合併してまうケースです。
副鼻腔内の粘度のある濃は病原菌等の細菌を含んでいるため、後鼻漏となり喉に流れ落ち、張り付いたままにしておくと、喉の炎症を引き起こし、
気管支炎や喘息の原因なる恐れがあります。
また耳管に侵入してしまうと中耳炎を合併してしまう事もあります。特に、耳管が大人よりも短い
子供の場合、後鼻漏から中耳炎になる可能性が高いので注意が必要です。
副鼻腔炎・蓄膿症の原因と症状、治療法を詳しく知りたい方に下記のページご紹介しておきましょう。
ウイルスや病原菌、室内のハウスダストや屋外の花粉などによるアレルゲンが原因で引き起こすアレルギー性鼻炎や風邪症候群、花粉症等の症状が悪化した場合、鼻の防衛反応が強まり通常よりも鼻水の量が増えてしまします。
結果、のどに流れ落ちる後鼻漏の量が増える症状が見られます。
風邪やインフルエンザ等の細菌やアレルギー反応による鼻炎や花粉症を患った時は、サラサラとした透明な鼻水が大量に分泌されます。
後鼻漏症候群の鼻汁の特徴はネバネバとした粘性の嫌な臭みを伴う「膿汁」が特徴です。
風邪や花粉症のサラサラとした鼻水は口臭の原因にもなりませんし、風邪・花粉症・鼻炎が完治すれば治まります
しかし・・・
風邪や花粉症・アレルギー性鼻炎の鼻水・鼻づまりが長引く場合は安心できません
脅すつもりではありませんが、風邪の症状が治ったとしても、鼻づまりが長引く場合やっかいな事になります。
というのも、後鼻漏の原因となる「副鼻腔炎」は、風邪をこじらせウイルスを含んだ鼻水・鼻づまりが副鼻腔内にまで広がる事で発症するからです。副鼻腔炎を患ってしまうと、後鼻漏後を併発するリスクは高くなります。
つまり・・・、
風邪・花粉症・アレルギー性鼻炎も後鼻漏予備軍だという事です。
副鼻腔炎には4つのタイプがあり、中でも好酸球性副鼻腔炎といわれるタイプを患うと、粘膜の炎症が重症化し、鼻腔内に、
鼻茸(または鼻ホリープ)といわれる腫瘍ができます。
鼻茸は発症時は小さな腫瘍でのぞいてもわかりづらく見つけにくいのですが、ある程度大きくなると鼻の入り口からも確認できます。大きくなってしまうと、
酷い鼻づまり、味覚障害、そして後鼻漏の悪化などの症状があり、摘出手術が必要とも言われています。
鼻茸は、大きくなってしまう前に早期発見が必須です。ポリープの一種の為悪性でなければ摘出をしなくても早急に完治します。
早期発見のカギは、「醤油の臭いを嗅いでみる」といったチェック方法が有名です。
醤油のあの独特の強い臭いがしない場合、疑いを持つべきです。
悪化してしまう前に耳鼻科医に通院してCTスキャンを撮影してもらうなどの処方を受けましょう。
鼻の中の鼻腔と呼ばれる部分を左右で区切る役割をする鼻の中央部分にある仕切りを、「鼻中隔」といいます。軟骨と骨で構成されているため、成長とともに、ズレが生じ多少曲がってきます。日常生活に影響がなければ、鼻中隔が多少曲がっていても特に問題はありません。
しかし、鼻中隔の弯曲の普通よりも大きく、それが原因となって、日常生活に支障がある場合には、「鼻中隔弯曲症」という鼻の疾患と診断されます。
鼻中隔弯曲症で最も多い症状が、「鼻詰まり」です。特に片方の鼻がよく詰まる場合、そちら側に鼻中隔が突き出て、空気の通り道が狭くなっているからです。
空気の通り道が狭まると、通気性が失われて細菌が繁殖しやすい環境となり、粘膜の炎症が悪化し、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎の症状が出やすくなります。
副鼻腔炎が悪化すると粘性の鼻汁があふれ出て喉に落ちる後鼻漏を併発してしまいます。
治療法は手術を行うのが一般的ですが、症状が軽い場合は、薬を使った対症療法を行うことになります。ただし、対症療法はあくまでも一時的な効果しか期待できず、薬は長期間の使用によりかえって症状を悪化させることも珍しくありません。専門医の診察を定期的に受けて、注意深く推移を見守る必要があります。
鼻中隔弯曲症が根治すれば、鼻づまりやアレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎、後鼻漏の症状も治癒されていきます。
鼻の疾患や腫瘍とは関係なく、ストレスからくる「うつ」の症状や自律神経失調症、低血圧が原因で後鼻漏を発症する場合もあります。
正確な原因は特定ができず、医学的な証明はされてはいませんが、考えられる原因は2つ挙げられます。
気落ち状態の時や心身の疲れが良くないと、
胃腸の働きが低下し、上半身に水がたまりやすくなり、それが鼻水になって後鼻漏の原因になるということもあるとされています。
リラックスしている時、ストレスフリーな状態の時には症状が軽減する事もあります。
この場合、ストレスやうつになる原因そのものが解消されれば、自然と後鼻漏の症状も軽くなるようです。
ストレスは万病の元。これが引き金となって原因不明の体調不良となるケースはよくあります。簡単な事ではありませんが、根源となる事柄に対し、上手くストレスに対処し溜めないようなする事が第一だと思われます。
ストレスによる「うつ」・自律神経失調症が原因で後鼻漏となるもう一つの原因として考えられる事は、
上咽頭炎による自律神経の乱れが原因という諸説があります。
身体が疲れているときや、ストレスを多く受けている時は、身体の免疫力が下がっているため、呼吸時に口から吸いこむウイルスや細菌が喉の「上咽頭」と呼ばれるところに感染しやすくなり「上咽頭炎(または鼻咽頭炎)」を発症してしまいます。
喉には「線毛(せんもう)」と呼ばれる組織があり、ウイルスや細菌を体外へ排出する重要な働きがあるのですが、
上咽頭炎になると、線毛運動が低下し、後鼻漏の悪化を招く原因となります。
また、
上咽頭の部位が脳の視床下部のストレス中枢付近に位置するため、炎症を起こすと自律神経の乱れの引き金になるといわれています。
治療法はのどの炎症を改善させることです。鼻うがいもいいですが、危険性もあるいわれていますので、
吸入器を使った鼻吸入療法を推奨します。
後鼻漏のほとんどが、風邪やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎の悪化が進行して併発してしまう病気ですが、
黄色い粘性のドロッとした臭い鼻汁が喉に落ちてくる事が最も不快です。
喉絡む痰、口のネバネバ、口臭をなんとかしたい・・・
このネバネバとした粘性の鼻汁は「膿」をふくんだ「濃汁」ですが、なぜこのような臭い鼻水へと変化してしまうのでしょうか?
また、なぜ喉に落ちてくる後鼻漏になってしまうのでしょうか?
それは、鼻の健康を保つ鼻腔内や副鼻腔内、気管支粘膜の
「粘液」と「線毛」の異物除去作用の低下が原因です。
後鼻漏は鼻の優れた機能が弱まってしまうで発症してしまう疾患です。本来正常な鼻の機能がわかれば理解できると思います。少し専門的になりますが、詳しく説明してみましょう。
※読み飛ばしたいという方は、
「薬を使わない「のど鼻吸入療法」で後鼻漏を治そう!」からご購読下さい。
「鼻の粘膜」というのは、顕微鏡で見ると、表面には、「線毛」という産毛のような小突起が無数に生えています。
鼻の中をのぞいて確認できる「鼻毛」とは違って、鼻の中をのぞいても確認できないくらいの小さな無数の毛が「線毛」です。「線毛」は顕微鏡で見ると、カーペットや絨毯のようにも見えます。
「繊毛」は鼻粘膜だけでなく、副鼻腔内、喉の気管支などの気道の粘膜にも存在します。
鼻毛が大きなホコリをキャッチして、線毛がウイルスのような小さな異物をキャッチしています。
いわば、「高性能フィルター」の役目を担います。
また、鼻粘膜の鼻腺というところから、たえず微量の「粘液」が分泌されていて、粘膜へ流れてくる血液によって適度に温められています。1日に鼻腺から分泌される粘液の量は、約1リットルにもなるといわれています。
吸い込んだ鼻の中の空気は、この「粘液」によって適度に温められ、湿気を加える役目を担います。
そして、粘膜の「線毛」はキャッチした異物を「粘液」とともに体外へと排泄する運動をしています。これを、医学用語では、
「粘液線毛輸送機能」(略して「線毛運動」)と呼びます。
吸い込んだ空気は、「線毛」というフィルターによって細菌やウイルスをキャッチし、「粘液」によって、適度に温められ、湿りけをもったきれいな空気が、のどを通って肺に送られるしくみになっています。
この優れたシステムをもつ「粘液線毛輸送機能」も、「乾燥」と「寒さ」に弱く、機能が衰え始めます。
そうなると、本来除外しなくてはいけないはずの細菌やウイルスといった異物が粘膜に感染してあっという間に「粘膜炎症」を引き起こしてしまいます。
粘膜の炎症が悪化すると、異物を体外へと除外させる「粘液線毛輸送機能」は機能しなくなってしまいます
するとどうなるか・・・
異物を含んだ粘液は、
黄色いドロリとした臭いのキツイ「濃汁」に変化します。
鼻腔内や副鼻腔内が炎症で腫れあがっているため、
「鼻詰まり」で前鼻漏にならずに、大量のネバネバとした鼻水のほとんどがのどに落ちてしまいます
のどに落ちる鼻水、痰の絡み、鼻と喉の間の違和感、口に中のネバネバ、口臭といった「後鼻漏」独特の症状を発症します。
つまり、鼻の機能を正常に機能させ、健康を保つためには、口や鼻からできる限り細菌などの異物が吸い込んでしまわないようにする事と、口鼻の乾燥を防止させることが大切です。それには、マスクをする、外から帰宅したらうがいをするなど、あたりまえの予防がいかに大事かが分かると思います。
しかし、すでに、後鼻漏や副鼻腔炎を患い、鼻粘膜の繊毛運動が低下してしまった方はどうすれば回復させる事ができるのでしょうか?
病院での抗生剤の服用は「耐性菌」のリスクがあります。ステロイドは使用をやめたときのリバウンドの副作用の恐れがあります。薬剤療法でもなかなか完治しない後鼻漏は、もはや薬に頼らない安全な治療方法が主流となりつつあります。
後鼻漏の症状を“薬を使わないで治療”するには以下の3つ処置が後鼻漏解消のポイントです。
さて、後鼻漏を治すには、
鼻粘膜の「粘液線毛輸送機能(繊毛運動)」の低下を回復させる処置をしなくてはいけません。
「粘液線毛輸送機能(繊毛運動)」が低下しているという事は、「線毛」の異物を体外へ除外させる“浄化機能”が低下していて、「粘液」の“加温加湿”機能が低下しているという事になります。
つまり、鼻腔内や副鼻腔内の、
濃汁の鼻詰まりを洗浄し、加温加湿させる処置が必要です。
これらの処置を続けていくうちに、
徐々に粘膜の炎症は治まり、鼻の繊毛運動を回復させ後鼻漏を根治させることができます。
後鼻漏を治すために重要な事は、「鼻づまり」の解消、粘膜の炎症悪化の防止、正常な線毛運動の機能を回復がポイントです。
喉や鼻粘膜を「温め潤いを与える」ことで、鼻詰まりを解消させ、粘膜炎症の悪化を防止し、本来の線毛運動の機能を回復させる事ができます。
しかし、副鼻腔内や咽頭部といった、うがいでは届かない所を温め潤いを与えることは簡単な処置ではありません。また、加温加湿だけでなく、鼻腔・副鼻腔内の膿汁をスッキリと洗浄し洗い流さないといけません。
そう聞くと、何となく鼻うがいや鼻洗浄のような「痛そう!」といった処置のイメージがありますが、大丈夫です。
子供でも、鼻うがいができない方でも、痛みが全くなく、しかも、
薬を使用しないので妊婦の方にでも安全に簡単にできる処置があります。
それを可能とするのが、医療機関で最も推奨されている、
「のど鼻細霧吸入療法」です。
風邪や鼻炎、花粉症からの後鼻漏治療には根本原因となる喉鼻に付着したアレルゲンを除去し、のど鼻粘膜の繊毛運動を正常化させることで、
のどに落ちる不快感等を治すことが可能です。
後鼻漏症状を引き起こす可能性が高い副鼻腔炎・蓄膿症は鼻腔内の炎症が悪化し、鼻の上や横にある左右対称4対の副鼻腔内にまで広がり膿汁があふれてしまう事が原因です。
副鼻腔内の濃汁を「吸入療法」の加温加湿で洗浄し、副鼻腔内の炎症を改善させる事で後鼻漏の症状を根治させることができます。
後鼻漏の症状の治し方で、最も安全で体に優しい治療方法に吸入器を使用した
「のど鼻吸入療法」が医療機関では推奨されています
「のど鼻吸入療法」とは、吸入器により水または、生理食塩水(※01)を約43度に温めて5ミクロンの細粒ミストを、口・鼻から吸入するだけの治療法です。
吸入器を使用したのど鼻吸入療法は、後鼻漏症候群を始め、主に以下の病気を患う方に効果を発揮します。
そもそも鼻づまりの原因は、血行が悪くなり、粘膜の下の毛細血管の中に血がたまってしまうことにより鼻の奥の粘膜が腫れ上がることが起因となっています。
しかし、お風呂やサウナに入った時やラーメンなどの温かい食べ物を食べている時など、鼻がスーッと透き通ってスッキリしませんか?特に鼻詰まりが酷い人は良くわかると思います。
その理由は、お風呂には浴室内にはお湯から出た温かい湿った湯気が充満していますね。
お風呂の湯気、つまり温かい湿った蒸気を吸い込むと、喉と鼻の粘膜が温め潤う加温加湿効果で繊毛運動が活発に働くからです。
これを「サウナミスト効果」とも言います。
サウナミスト効果により、血行がよくなるため粘膜下のたまった血液の流れがスムースになり、腫れが治り、一時的ではありますが、入浴時は鼻づまりが軽減されるのです。
のど鼻吸入療法は、このサウナミスト効果と同じ原理で後鼻漏などの鼻詰まりを解消します。
しかし、吸入療法で使用する吸入器のサウナミスト効果は、
お風呂の湯気とはまるで別格の効果を発揮します。
お風呂の湯気の粒の大きさは約1ミリメートルで大きすぎるため、たとえ口や鼻から吸い込んだとしても鼻と喉の奥(咽頭部)までミストは行き渡りません。
吸入器の細粒ミストは、5um(マイクロメートル)の細粒ミスト=0.005ミリメートルの超細粒ミストです。
喉の奥の咽頭部までシッカリ行き渡り、届きにくい粘膜に張り付いた鼻汁による鼻詰まりを解消できます。
後鼻漏症状の、喉に絡む痰、鼻と喉の間の不快感、口に落ちてくる大量の鼻汁は、鼻をかんでも、口うがいをしても一向にスッキリしません。
吸入療法では、超音波振動により5um(マイクロメートル)にまで極細させたミスト(スチーム)なので、口うがいでは届かない鼻と喉の間の咽頭部までシッカリとスチームが行き渡り、
鼻と喉の間のつっかえ、のどに張り付く痰をスッキリ洗浄します。
「後鼻漏は鼻粘膜の繊毛運動の低下が原因」で説明しましたが、後鼻漏を根治させるためには、粘膜の「粘液線毛輸送機能(繊毛運動)の低下を回復させなくてはいつまでも治す事ができません。
のど鼻粘膜の線毛運動(=喉鼻粘膜の線毛と粘液により細菌等のアレルゲンをベルトコンベヤー式に排泄させる機能)は、鼻詰まりになると、細菌等に感染してしまい、粘膜の炎症が悪化してしまいます。すると、線毛が傷んでしまい本来の異物排泄機能の働きが鈍ってしまいます。
つまり、線毛運動を回復させるためには、
細菌やウイルスを含んだ膿汁による鼻詰まりを一刻も早く解消が必要なのです。
そこで、吸入療法のミストによる加温加湿効果は、
粘膜の炎症を徐々に治癒させ、弱まった鼻腔内・副鼻腔内の傷んだ線毛が徐々に修復され、
本来の「粘液線毛輸送機能(繊毛運動)」が再び回復するようになります。
長引く後鼻漏患者の方は、通院での薬治療を続けていてもなかなか改善されないという方が多くいらっしゃいます。
抗生物質の長期服用は、「耐性菌」のリスクがあるため、医療機関でもなるべく薬を使わないで治癒させる事を推奨しています。
吸入療法といえば、すでに耳鼻科で吸入器を使った治療をしている、使った事がある方がほとんどではないでしょうか?
耳鼻科で使用する吸入器は、「ネプライザー」といって、抗生物質等の薬液を霧状にして、吸入する治療方法です。
ネプライザー治療は、鼻の奥へ薬剤を送り込んで主に、喘息・気管支炎や肺炎の治療を行ったり、副鼻腔内の炎症を和らげたりすることが出来る一般的な治療法です。
しかし、ネプライザー治療をするためには、当然病院に通い続けなくてはいけませんし、通院費や薬代も長年となるとかなりの経費となります。
ネプライザー吸入器を自宅でできる市販品はありますが、これに使用する薬液は、医師の調合が絶対必要です。副作用を起こす危険性があるからです。
また、医療向けのネプライザー市販品は、約5万円~10万円までと高額で、低額でコンパクトタイプもありますが、やはり機能面からすると劣ってしまいます。
病院での薬剤、ネプライザー治療による薬液を使った吸入療法は、長年後鼻漏で辛い思いをしている患者の方はこう言います。
後鼻漏は薬を飲んでも薬液を使っても結局治りにくい
現在の医療は、後鼻漏を完治できる優れた専用の薬剤はなく、病院で処方される粘性調整剤や抗生物質・殺菌作用のあるマクロライド系抗菌薬などは一時的に緩和されたとしても再び症状が出るといった悪循環になりがちです。
それは、薬による一時しのぎであり、鼻や喉の本来持つ機能が根本的に回復していないためです。
また、抗生物質やステロイドの入った液を霧状にして吸引する「ネプライザー療法」は後鼻漏の発症原因となる副鼻腔炎の治療に効果を発揮しますが、
長期使用の副作用の恐れがあり、
子供の後鼻漏治療に薬剤使用はおすすめできません
また、妊婦の方が薬を服用するとお腹の中の胎児に悪影響を及ぼす恐れがあるので薬剤使用は医師の処方が必要ですが、大抵の病院では使用を禁止しています。
そのため、最近の医療機関では、
薬剤を使用しないで、のど鼻の本来の機能回復を目的とした自然治癒療法が有効であると推進されています。
耳鼻科で処方してもらう薬剤治療、ネプライザーでの薬液を使った治療でさえ、後鼻漏を改善できないともなれば、
体に優しい副作用のリスクなしで、通院の手間、かさむ治療費を抑え、安全に自宅にいながら治療したいものです。
そこで、治療費を抑え、自宅で安全にいつでも自分で治療したいという方におすすめなのが、
家庭用の超音波温熱吸入器です。
家庭用の吸入器は、
薬剤を一切使わないで、安全に自宅にいながら吸入療法ができる医療機器です。
自宅にいながらいつでもご自身の空いた時間にできるので、通院の手間がなく治療費を抑えることができます。
家庭用の吸入器はA&D、パナソニック、オムロンなどいくつか種類がありますが、大抵の吸入器は1万円前後のリーズナブルな価格帯で、使い方が簡単、お手入れも非常にラクです。
家庭用の喉鼻吸入器を選ぶポイントは、
生理食塩水が使えるかどうかが肝心です。
生理食塩水の使えないスチーム方式のタイプだと、蒸気を吸い込んだ時にツンとした痛みを感じたり、むせてしまう事もあります。
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A&D ホットシャワーです。
耳鼻科医での治療が自宅で安全にできるので、家に1台あると非常に便利です。
※上記の動画は「音」が出ないのでご安心ください。
初代「ホットシャワー」が発売されてからずっと大人気で、購入者の要望を聞き入れ改良をすすめ、最新版『ホットシャワー5』を販売しています。
ご利用者さまのご感想では、「鼻と喉の違和感がとれた!」などの高評価をレビューされています。是非ご覧ください。
薬剤不使用で自宅で使用できる「家庭用吸入器」A&D超音波温熱吸入器『ホットシャワー』は安心安全の医療機器です。その特徴を簡単にご紹介します。
詳しい内容に関しては、公式サイト
『家庭用吸入器 A&Dホットシャワー5』をご覧ください。
吸入時の鼻の痛みがない
生理食塩水が使える唯一の家庭用吸入器です。
※上記の動画は「音」が出ないのでご安心ください。
超音波による5ミクロンの細粒ミストは、
口うがいや鼻洗浄では届かない咽頭部までシッカリ行き渡り洗浄します。
鼻と喉の間の違和感、喉に落ちる鼻汁もスッキリ取れます!
A&D吸入器最新版「ホットシャワー5」は、ご利用者様の要望に応じ、さらに使いやすさと効力が向上しています。
鼻専用ノズル・口専用ノズル・口鼻両用ノズルの切り替えが可能で、
鼻または喉の不快な箇所にダイレクトにピンポイントで洗浄することができるので、スッキリ感が違います!
まさに、耳鼻科医においてある吸入器そのものです。
ホットシャワーは、1日5分間毎日使用しても、
1年間の電気代は約70円と経済的。
病院での通院費用の負担を大幅に抑えることができます。
薬を使わない家庭用吸入器は、子供や妊娠中の方、高齢者などだれにでも使え、風邪やインフルエンザ予防として普段から、のど鼻のケアに安心して使えます。
後鼻漏だけでなく、鼻づまり解消、のどの乾燥によるイガイガ、かゆみの症状、気管支炎、気管支喘息、蓄膿症の不快感を緩和させる目的でも有効です。
後鼻漏や副鼻腔炎、花粉症などの鼻水鼻詰まり解消に、鼻うがいや鼻洗浄での治療法も有効です。
しかし、鼻うがいは、
正しい方法がわからない、やり方を誤ると危険性を伴うリスクがあります。
特に子供には洗浄液が耳に入ってしまって中耳炎などを患う事もあり、病院によっては鼻うがいを薦めない医師もいらっしゃいます。
鼻うがいや鼻洗浄が上手にできない、痛そうで何となくやってみる勇気がないなどでお悩みの方も、吸入器に家庭用の超音波温熱吸入器をつかった吸入療法なら、
口鼻を当てミストを吸入するだけで簡単に安心して治療ができるのが特徴で危険を伴うリスクはほとんどありません。
後鼻漏の治療と辛い症状、不快感を緩和させる方法には「鼻うがい」も効果があるとされています。
鼻うがいは口うがいでは除去できない鼻粘膜のアレルゲンや病原菌を除去することができ、正しいやり方させできれば有効であり、効果も十分にあります。
この方は30代男性の会社員の方のお悩み相談です。2年前から後鼻漏で悩み続けていらっしゃるこの方は、風邪をこじらせたことで「副鼻腔炎」の疾患となり、悪化したことで後鼻漏の合併を患ってしまいました。頭痛や吐き気は副鼻腔炎の症状です。
副鼻腔炎や蓄膿症から後鼻漏になると、常時口に落ちてくる鼻汁はドロリとした黄色または緑色の粘性がありのどや口に絡みがあります。
これは、白血球と細菌・ウイルスを含んだ粘性の、
「膿」を含んだ膿汁で、飲み込むと口臭の原因になります。
風の初期症状や鼻炎・花粉症の時に出るサラサラと透明の鼻水は飲み込んだとしても口臭の原因にはなりにくいのですが、「膿」を含んだ黄色い粘性の鼻汁は異臭を伴います。
飲み込んだとしても強力な胃酸によって溶かされ無難ではありますが、気持ち悪いものです。
人によっては飲み込みすぎると腹痛を訴える事もあり胃薬を必要とする場合もあるので、粘性のある鼻汁の場合、吐きだせる時は吐きだしたほうがいいのです。
まずはじめに理解しておかないといけないことは、
後鼻漏だけを治す薬は残念ながら現在ありません
なぜかといいますと、後鼻漏とは、単体の病気ではなく、
副鼻腔炎や蓄膿症、鼻炎などから併発して発症する“症状の一つ”だという事です。
つまり、薬剤を服用したとしても、喉に落ちる大量の鼻汁だけを完治させる、痰の絡みだけを完治させるのではなく、薬での治療は、
後鼻漏という症状を一時的に抑制するためのものだと理解しておかなくてはいけません。
病院で処方される後鼻漏の治療薬では、カルボ系の「ムコダイン(カルボシステイン)」、マクラロイド系の「クラリス」などの抗生物質での薬物療法が主流となっています。
カルボ系の「ムコダイン」は、痰の切れをよくして喉に絡まる鼻汁を取る効用があります。
抗生剤ほどの強い効力を発揮しませんが、多少なりの改善は見込めるでしょう。
しかし、あくまで「去痰(=痰・鼻汁の排出)」であって、
薬の効果がなくなれば後鼻漏は再び再発してしまいます。
ムコダインは、長期服用でも副作用の心配がなく乳幼児から高齢者の方にも処方される安全性の高い薬剤です。
しかし、やはり薬であることには間違いありません。人によっては、食欲がなくなる、下痢や腹痛を訴えるなど、飲む人の体質により必ずしも安全性があるとは言い切れません。
注意しなくてはいけないのは妊娠中・授乳中の方です。
ムコダインの安全性は確立されていません。ムコダインに限らず、医師の判断なしでの薬の服用は、必ずかかりつけの医師の指示に従うようにしましょう。
ムコダイン等の効力が弱い薬剤をしばらく服用してもほとんど効果が見られない場合、抗生物質を処方されます。
マクラロイド系抗生物質の「クラリス」は、鼻汁の量が減り、粘度も低下させ鼻をかみやすくなるので鼻閉(鼻づまり)改善し、綿毛運動機能を回復させ、鼻腔・副鼻腔内の膿汁が排泄され、炎症を起こす物質の分泌を抑えるなどの効力があります。
即効性もあり効き目もかなり期待できますが、
抗生物質は連続的な服用、長期服用ができないデメリットがあります。
また、妊娠中・授乳中の方の抗生剤の使用は、母乳中に人に移行する危険性があるため、医師の診断が必ず必要であるのは言うまでもありません。
病院で処方される抗生物質は必ず短めの服用期間が設けられていて、飲みきった後しばらく様子を見るように指導されます。
しかし、抗生物質の服用を中止している期間に、
結局また後鼻漏が再発して、完全に治癒されないといった具合に振り出しに戻ってしまいます。
なぜ、抗生剤の長期服用はいけないのか?どういったリスクがあるのか?
その理由の一つとして、
「耐性菌の問題」が考えられます。
抗生物質は抗菌薬ともよばれていて、体内の細菌を死滅させる効用があります。
しかし、長期に渡って服用し続けると、今までやっつけていた細菌が、突然その抗生物質(抗菌薬)に対して抵抗力をもってしまい、薬が効かなくなってしまう細菌に変化する事があります。
この変貌した細菌を「耐性菌」または、「薬剤耐性菌」といいます。
薬剤耐性はやっかいなことに、耐性を持たない別の細菌に伝達され、その細菌も薬剤耐性化になり、次々に連鎖していくことがあります。
マクラロイド系抗生物質は少量で約3か月の長期服用で治療する、マクラロイド療法で後鼻漏の治癒をします。
しかし、実際に、マクロライド療法が積極的に使われる アジア地域では「耐性菌の問題」が、マクロライドの有効性が低下しているという研究結果もあります。
薬剤治療での耐性菌問題を回避するために病院では一定の期間のみ服用し、その後はしばらく様子見期間を設けます。
処方された患者の方が、必ず守るべきことは、
1回に飲む容量ときちんと守り、最後まで処方された分は飲みきることが大切です。
仮に、処方された抗菌薬の量や種類を勝手に減らしてしまうと、
退治するべき細菌が残ってしまい、生き残りの菌が耐性菌へと変貌してしまう恐れがあるからです。
よく見られるのが、数回飲んで症状が軽くなったから途中でやめてしまうパターンです。
抗生物質は即効性があるので完全に治ったと勘違いして処方された分だけ飲みきらない方がいます。
もらった分だけ飲みきらないと、菌が残り耐性菌発生の原因となってしまいます。
「薬を飲んでも一時しのぎで全然治らない!」
という方の中には、
処方された分量をきちんと守っていなかったのが原因という事も実際ありえます。
もし思い当たる方がいらっしゃるのであれば、直ちに指導された1回に飲む容量ときちんと守り、最後まで処方された分は飲みきるようにしましょう。
薬剤の効力は、後鼻漏の対症療法としてはかなりの効果を期待できます。1日数回、食後に飲むだけで、その日は後鼻漏の辛い症状を感じずにはいられます。
仮に2週間分処方された場合、2週間は快適に過ごすことができます。
しかし、病院では必ず、薬剤耐性を回避するために、2週間分の抗生物質を飲みきった後、しばらく服用を控えるように指導します。
耐性菌回避のために抗生物質をやめるその期間に・・・
残念ながら、薬剤耐性(耐性菌)回避のために設けた様子見期間に再び後鼻漏の症状が戻ってしまうパターンになる方がほとんどです。
薬を飲んで症状を緩和する、やめてまた再発するの繰り返しになってしまいます。
長年慢性化してしまった後鼻漏症候群を患ってしまう方にとって、あくまで薬剤療法は、
即効性はあっても、その場しのぎの対処にすぎない場合がほとんどです。
後鼻漏は、副鼻腔炎・蓄膿症、鼻炎は、外部から侵入してくる細菌や病原菌が鼻や喉の粘膜に悪さをし、抵抗力を失う事が発症の原因となります。
つまり、後鼻漏の治し方で大切な事は、
本来持つ鼻の機能(=線毛運動など菌を排泄する機能)を回復させない限り、根治は不可能です。
いつまでも薬に頼っていても、一時しのぎであって、後鼻漏の悩みから縁を切る事ができません。
抗生物質の長期服用は不可ですが、即効性があるので、後鼻漏の辛い、今すぐ、今だけでも症状を何とかしたい!といった場面など、使い方によっては上手に付き合う事ができます。
例えば、仕事での会議、打ち合わせ、プレゼンテーション、大事な商談がある、デートがあるので何とかしたい、映画を見に行く・・・
など、日常での緊急を要する場面で、後鼻漏の咳払い、痰の吐きだしといったやっかいな症状をとりあえず凌ぎたい場合には薬剤服用は、一時しのぎだとしても役に立ちます。
人によっては、冬場だけ後鼻漏が悪化するという方もいます。
また、花粉症持ちの方が、抗生物質を服用する場合、花粉が飛散して後鼻漏の症状が悪化している期間のみ対処療法として服用される事もあります。
ただし、根治できる保証があるわけではないので、ご自分の症状や状況を、かかりつけの医師に説明し、指導を下に上手に薬を活用ししましょう。
年中慢性化した後鼻漏症候群の方には、その場しのぎの薬剤治療に合わせて、薬を使用しない安全な喉鼻吸入療法をぜひ取り入れることをおすすめします。
▶医療機関で推奨!薬を使わない「のど鼻吸入療法」で後鼻漏を治そう!
子供の後鼻漏の症状は、特に幼い幼児の場合には、本人が表現することも難しいため、
親も気が付きにくいという傾向がみられます。
風邪をひいたときなど、咳が続くようなことは、通常の場合でもよく起こることですが、後鼻漏のケースでは、それが長引いてしまうことがあります。
後鼻漏の症状がないのであれば、鼻をかむということで、ある程度の鼻水は取り除くことができるかもしれません。しかし、後鼻漏の場合には、鼻水は鼻から流れ出ることが少ないので、そのまま喉に流れていってしまい、それが痰や咳、ひどくなると吐き気などの症状として現れてしまうのです。
子供が後鼻漏になると、不快感を感じるだけでなく、様々な合併症を併発する可能性があります。
喉に流れる鼻水が喉の炎症を招き、気管支炎、気管支喘息、扁桃炎になってしまいます。また、耳管に侵入してしまうと、中耳炎になります。体内に病原菌を含んだ鼻汁が肺炎を催す可能性も高いとされます。
大人と同様、子供の後鼻漏の原因は風邪や鼻炎、副鼻腔炎・蓄膿症からの炎症の悪化が原因です。それらの治療とともに後鼻漏の症状も改善していきますが、のどに流れる鼻水の処理は、鼻うがいが上手にできない幼児や鼻をかむことさえできない赤ちゃんの場合などは、小児科か耳鼻科院で吸引器を用いて鼻水吸引してもらう事も大切ですが、普段から鼻水を吸引して予防する事も必要となります。
鼻吸引を行っても、後鼻漏の場合、鼻汁がのどに流れ落ちる症状であるため、鼻水の吸引を行ってもほとんどうまくできないものです。
子供の後鼻漏治療には、
家庭用の吸入器を使用した「吸入療法」が安心安全です。
のど鼻を温め、湿り気を与えることで、鼻水が取れやすく、鼻をかんでも出てこない喉の奥の鼻水や鼻うがいでは取り除けない咽頭部までシッカリ洗浄します。鼻洗浄での中耳炎の併発リスクがないので安心です。
子供にも安心して使える家庭用吸入器でおすすめは、薬を使わない超音波温熱吸入器『ホットシャワー』
生理食塩水がつかえるのでツンとした痛みがなく、ソフトな暖かさでやけどの心配もありません。小さな子供でも簡単に使え、口鼻を吸入口に当てるだけです。
自宅でできる家庭用なので、毎日耳鼻科通いをしなくても、いつでもケアをすることが可能です。
風邪のウィルスなどは、鼻やのどから侵入しますので、鼻の内側に付着したウィルスなどを吸入器によって外に出すことができるため、後鼻漏の原因ともなる風邪などから体を守ることにもつながります。
鼻水が喉に流れていってしまうということは、咳や痰の原因だけでなく、そのままにしておくと、その痰が気管支にまで達してしまい、気管支炎を起こすことにもなってしまいます。
また、鼻水は中耳炎の原因にもなりますし、中耳炎でも、滲出性のものは、痛いなどという症状があらわれにくいために、子どもの場合には、気が付かないうちに症状が悪化してしまうということも少なくありませんので、風邪をひいて咳がでるのに鼻から鼻水が流れてこないような場合には適切な治療が必要です。
高齢者の方には加齢とともに鼻水が出やすくなり、後鼻漏と同じのどに流れ落ちる症状がみれます。
通常の後鼻漏は風邪や花粉症、蓄膿症などが悪化して鼻粘膜の機能低下でのどに落ちてくるのが原因となりますが、高齢者の老人性鼻漏の特徴は風邪をひいているわけでもなく、鼻炎や花粉などのアレルゲン等によるアレルギー疾患を患っているわけでないのです。
高齢者の場合は、のど鼻粘膜の異物を外に追い出そうとする繊毛運動が加齢により著しく低下してしまう事で発症するのが原因です。刺激物を吸気したときや寒い環境にいるときなどでは症状が進行します。
鼻水は無色透明で粘り気がなくサラサラとしていて、ツツーっと喉の奥に流れてしまうため、のどが刺激され咳き込みや痰の絡み、ひどい場合には呼吸困難になってしまう事もあります。老人性鼻漏の場合は特に病気が原因ではないため、治療薬での効き目はほとんどありません。
治療法には低下した粘膜の繊毛運動の働きを促進し、後鼻漏になってしまう事を防止するのがいいでしょう。家庭用吸入器を使用した「のど鼻吸入療法」は、粘膜を加温加湿させ、低下した繊毛運動の働きを促進し、後鼻漏による不快な症状を解消します。